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使用キット:バンダイ Zガンダムシリーズ16 1/144 「RGC-80ジムキャノン」
1985年発売の『機動戦士Zガンダム』シリーズ版にラインナップされた、1/144スケールのGMキャノンです。
もとは1983年発売のMSVシリーズの一点として発売されましたが、TVシリーズ『Zガンダム』本編に地球
連邦軍の機体として登場したことから、成形色を本編登場版のカラーリングに改めてZシリーズに組み込まれたかと思われます。
内容は、キットの成形色をMSV版の白から暗めの赤に変更し、付属デカールにティターンズのマークが入っている以外は、
もとのMSV版と同じものです。今年は『Zガンダム』放映30周年、ということで、2013年に再生産されたものを作ってみました。
製作は、前回同様大きな改修なしのストレート組みです。ただし腕部分には、HGシリーズか何かを作っていて余ったポリキャップを
組み込み、ランナー流用の3ミリプラ棒で胴体側と接続。これで塗装も一部やりやすくなったかと思います。この他、肩アーマーと手首、
バーニアノズルをFG版ガンダムから流用し、市販のマイナスモールドパーツやジャンクパーツで一部モールドを追加。手持ち武器を
コトブキヤ製オプションパーツのマシンガン（本編で使用されたGMⅡ用ビームライフルは手元になかったこともあり、イメージ重視）に
変更して、グリプス戦役時代の再生機らしい外観を再現してみました。
カラーリングはZ版のカラーリングをもとに、色調を「リアルタイプ」風にアレンジしてみました。
塗装は全て筆塗り。基本色は前回同様テスター社製モデルマスター・アクリルペイントを使用。赤部分 はアースレッド。腕や足の
ライトグレイはニュートラルグレイ。バックパック、キャノン砲、マシンガンはドイツ戦車用ダークグレイで塗り分けています。
バックパックはニュートラルグレイ。顔面のメインカメラ等の細部はファレホカラーやモデルエアーです。
機体表面のマークは、キットのものは使わずに、飛行機や戦車などスケールモデルのジャンクデカールから流用。ハセガワ1/72の
ハリアーGR3、タミヤ1/3597式中戦車改などからそれらしいものをセレクト。全体のバランスに注意して貼り付けています。
ウェザリングは、トールペイント用の水性デルタセラムコートのグレイや茶色系でウォッシングした後、黒っぽいグレイで戦車風の
チッピングを施し、タミヤウェザリングマスターのA&Eセットで仕上げて、使い込まれた旧式の機体を演出してみました。
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