アオシマ1/24「藤原拓海 86トレノ 第1巻仕様」
製作者:HIGH-GEARedさん
 
製作者コメント
●コメント
第4回スケコン開催おめでとうございます。前回スケコンでは1/700「タイタニック」、
そして前回旧コンでは「宇宙空母改」でエントリーしました、HIGH-GEARed(ハイギヤード)です。

作品をご覧いただきまことにありがとうございます。

今回の作品発表に向けて製作したのは、アオシマの1/24「藤原拓海 86トレノ 第1巻仕様」です。
大人気自動車コミックで走り屋漫画の金字塔、『頭文字D』の主人公、藤原拓海が駆る車で、
第一巻での初登場時の仕様を製作しました。

ディテールアップなしの完全な素組みですが、劇中イメージを正確に再現することができたうえ、
腰下まで再現された4A-Gエンジンやヘッドライトなどの開閉ギミックなど、実車のメカニズムを
大いに楽しむことができました。

●ボディ
パーツ分けは、ボディ本体と前後バンパー、そしてボンネットとライトカバーという分割で実車に
近い構成となっていたため、各々バラの状態で塗り分けました。まずは下地に透け止めとして
ガイアノーツのサーフェイサーエヴォブラックを吹き、続いて同社のグレーサフ、ホワイトサフを
順番に重ねて下地の明度を上げ、本塗装にはフィニッシャーズの「ファンデーションホワイト」と
「ピュアブラック」を使用しました。
その後、デカールを貼り付け、ガイアのEXクリアーを3度ほど重ね塗ったのちに1週間ほど乾燥させ、
デカールの段差落としを兼ねた中研ぎ(バフレックス使用)を加えました。そして、再び薄めに溶いた
EXクリアーを重ねて2週間待ち、再度バフレックスによる研磨に加えてMr.コンパウンドの「細目」と
「極細」を順番にかけて研ぎ出しを行っています。

●室内およびシャシー
ドアの内張りやシート、ダッシュボードなどは非常に塗り分けが複雑でしたので、マスキングを数回に
分けて慎重に塗り分けました。また、シャシーはエンジンルーム内に白塗装が必要になるため、
ボディ塗装と並行して同様の順序での塗り重ねを行いました。

●エンジン
キットには、頭文字Dの第一巻から登場する初期型4A-Gエンジンがフルで再現されているため、
実物のエンジンを参考(←私の愛車のMR2も同じエンジンなので)に色合いなどをなるべく忠実に
再現しました。腰下には(鉄ブロックらしさを出すためにガイアノーツの「スターブライトアイアン」を
塗装し、ヘッドはバルケッタカラーの「フラットアルミ」を使用しました。時間があれば、プラグコードや
バッテリ―ケーブル、エアコンの配管なども再現したかったのですが、今回は残念ながら素組に
留まっています。

●さいごに
頭文字Dの大ファンの私にとって、AE86トレノはいつかは作りたいと思っていた車種でした。
アオシマのキットは(前述のように)エンジンがフルで再現されていることに加え、リトラクタブルライトの
開閉やサイスペンションの稼働ギミックなどの遊び心も盛りだくさんに設計されているため、実車の
メカニズムを詳しく知る良い機会にもなりました。
なお、この作品は時間があれば(フジミから発売されている)道路標識や自販機などを使って、
峠の一角を再現したジオラマ仕立てにすることも考えていたのですが、力及ばず単品作品となって
しまった点が少々心残りではあります。これに懲りず、また道路やガレージなどをイメージした
カーモデルのジオラマ作成にも挑戦していきたいと考えているので、またスケコンなどの舞台で発表の
機会があれば嬉しいです。今回は製作の機会を与えていただき、mineさんをはじめ、アカ肉コンペに
関わっておられる皆さまに心より感謝申し上げます。
 
 
 
 
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