第二次世界大戦初期のアメリカ軍で使われた軽戦車。
1970年代前半に開発されたキットですが、当時の実車取材に基いた、精密感のあるベテランキットといわれ、
現在もスポット生産では人気のあるアイテムとして、模型店で見かけることがあるかと思います。

今回は基本的にキットをストレート組みですが、車体ライトのコード追加や砲塔ハッチの新造、装備品の積載など
細部のディテールアップをしてみました。カラーリングは太平洋戦線でのアメリカ海兵隊仕様をイメージしてみましたが、
該当するものが不明のため詳細なマーキングは行っていません。

塗装は1/35でも小柄な車輌ということで、筆塗りにしています。
GSIクレオスの水性塗料・アクリジョンのつや消しブラック+レッドブラウン混合の黒系を下地に、
米国トールペイント用の水性デルタセラムコートの混色を基本色塗装。薄めたブラウンやグリーン系の混色を塗り重ねていって、
ウォッシングとは違った風味だが実感のある色合いを目指してみました。
仕上げはタミヤウェザリングマスターA、B、Dセットを使用。手軽だけど効果的なのか、今やウェザリングではお世話になっています。

個人所有の車輌を遠隔地での通学用車輌に使っている、というようなイメージで、装備品のバリエーションを通学かばんや帽子、
マンガ本などに設定。背景は兵庫県尼崎市にある旧小学校の鉄筋校舎。