製作者コメント |
かっこいいデジタル迷彩に一目ぼれして即買いしたキットです。
飛行機モデル初心者故に、アグレッサーとは何かも知りませんでしたが
このキットを機会に調べていろいろ学ぶことができました。
新たに知ることもプラモの醍醐味であります。
F-15は現役の戦闘機ですが、航空自衛隊の演習・訓練部隊、すなわち
飛行教導群において敵機役=侵略機となるのがアグレッサーです。
アグレッサーは訓練機であり、敵機役であることから視認性を高めるために
派手な塗装が施されているのです。
このデジタル迷彩機はおそらくロシアの最新鋭機Su-57を模倣したものだと思いますが、
本家よりもかっこよくなってしまっているところが航空自衛隊らしいところだと思います。
訓練機は約1年半ごとにオーバーホールされ、そのたびに塗装しなおされるので、
各塗装パターンは短命であり、またそれゆえに多様なバリエーションがあります。
このデジタル迷彩は2023年1月に登場し、2023年10月にハセガワからキット化されました。
とはいってもデカール替え。キット自体にはやや古さを感じました。
製作は基本に忠実に、説明書通りに。
デカール貼りの前にはシルバリング対策にクリヤーをふきつけ。
大判デカールは位置決めしてからソフターを裏面に塗布して自然乾燥で密着させました。
一部デカールが破れてしまったり、つなぎ目に隙間ができてしまったりしましたが、
幸い、[322]フタロシアニンブルー、ビン生で補修できました。
デカール後は半光沢でコートし、マルチグレーでウォッシング。
さらに機体裏面のエンジン近くをシェイドブラウンでオイル汚れを表現しました。
最後にGX[114]つや消しスーパースムースクリヤーをふいて仕上げとしました。
今回、武装にこだわりました。
説明書には「適当にミサイルを付けましょう」的なことが書いてあるのですが
雑誌やYoutubeでいくら調べてもミサイルを搭載している写真や動画に出会うことはなく、
増槽のみの軽装か、あるいは「別の何か」を装備した姿しか確認できませんでした。
それはおそらく、訓練機ゆえの測定器や通信機だと思われるのですが、キットにはないので
見よう見まねで自作しました。
少なくともミサイルを積むよりはよかったと思います。
また、展示ベースも作成しました。
ダイソーのA3パネル(200円)に手持ちのセラミックスタッコやジェッソでコンクリートを、
100均の紙粘土とジオラマ素材で土を表現しました。
最後に、撮った写真を適当な画像と合成してみました。いかがでしょうか。
製作期間は5週間でした。
今回もmineさんのおかげで完成作品が増えました。
ありがとうございました。
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